皆様こんにちは!ホウワのDXこと松山大祐です。

今回は、先日奈良市でお片付けハウスクリーニングをさせて頂いたマンションの大家様から、室内の壁に遮音シートを入れる工事のご依頼を頂きました。当初の予定では、壁と天井のクロスと床のクッションフロアの張替をさせて頂く事になっていましたが、たまたま私共の作業させて頂いていた部屋の隣の住人の方が、隣の音がよく聞こえて困るので、防音を施して欲しいと大家様に相談に来られたそうです。そこで大家様が私共にご相談下さり、現状の壁の状態を確認させて頂きました。どちらかというと簡易な壁になっており、完全に防音という事であれば新たなボードを貼り、グラスウールやポリウレタン等を入れてコンパネで壁を作ると良いのですが、厚みで壁がかなり手前に出てしまうことになり、部屋が狭くなる、建具(ドア等)との兼ね合いが悪くなる等のデメリットが発生しますので、大家様から違うやり方を・・・とお願いされる事になりました。そこで私共がご提案したのは、遮音シートを既存の壁に貼ってコンパネで新たな壁を作る方法です。これは防音効果が落ちますが、厚みを抑える事が可能ですので大家様からOKを頂きました。今回は完全防音ではなく、現状よりも音漏れを抑えたいとの事でしたのでこの方法で施工させて頂きました。

―既存壁紙を剥がす―

壁の厚みを少しでも抑えたいですので既存の壁紙を綺麗に剥がしていきます。この遮音工事の後にクロスやクッションフロアの張替もしますので、支障のない様に配慮しながらの作業となります。

―遮音シート貼り―

遮音シートの仮合わせをして段差部分や長さの採寸をします。扉部分の段差等のカットもこの時点で行います。

壁に強力なボンドを塗って貼り付ける準備をします。

遮音シートを貼ってホッチキスで留めていきます。最後に下の余分な部分をカットして一枚目が貼れました。

同じやり方で全てのシートを貼っていきます。遮音シートは分厚いのでこれだけでも防音効果がありそうな感じです。

―コンパネ貼り―

エアータッカーでコンパネを打ち付けていきます。マンション内での工事ですので、静音タイプのコンプレッサーを使って騒音にも配慮します。

同じようにコンパネを貼っていきます。最後の一枚は少し幅が狭くなりますので、採寸の上カットして貼り付けます。

上の部分も採寸・カットの上、同じように貼り付けて一部屋目の壁面は完成です。

―巾木取付―

遮音シートとコンパネの厚みで、巾木の面一杯まで出ましたので巾木を新たに打ち付けていきます。

既存の巾木と色を変えましたので、既存残しの巾木に同じ色を塗って合わせていきます。これで一部屋目の遮音は完了です。後日この上にクロスを貼って綺麗に仕上げていく事になります。

―2部屋目―

一部屋目との違いは、梁の段差がある事とコンセントとガス栓がある事でした。

段差と穴は事前に採寸してカットしておきます。あとは一部屋目と同様にボンドとホッチキスで貼り付けていきます。

上下にコンパネを打ち付けて二部屋目も完成しました。こちらの部屋は巾木が元々ソフト巾木でしたので、クロス・クッションフロアの張替時に新しいソフト巾木を取り付けします。

次回は壁・天井のクロスと床クッションフロアの張替をお伝えする予定です。

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