今回は農機具はおろか人も歩けないほどひどい泥濘の田んぼを改善します。特に枕地の泥濘はひどく、まるで底なし沼の様相です。枕地とは農業機械が田んぼの端で車両を切り返す場所のことで要するにUターンする場所です。コンバインもトラクターもあらゆる農業機械が同じ場所で急旋回を繰り返し、しかも近年は機械の大型化が進み田んぼの中でも特に枕地部における痛みは進みやすく、そのぶん泥濘みやすいと言えます。皆様もご近所で田んぼを見かけたら両端に目をやって下さい。旋回部分に水が溜まっている田んぼがたくさんあることに気づかれると思います。

ひどい泥濘の枕地を中心に田んぼの改善 天地返し作業
まるで沼のような田んぼの枕地。ぬかるみを避けるように田植えをしてきていたので年々耕作面積が少なくなってきていました。

ひどい泥濘の枕地を中心に田んぼの改善 天地返し作業
特にひどい枕地は深さ2メートルまで、他の部分は深さ60センチまで掘って天地返しを行いました。耕盤に溜まった肥料などが発酵してメタンガスを発生しているようで泥土を掘り返すととても臭い匂いがします。水も土も腐った田んぼですね。

ひどい泥濘の枕地を中心に田んぼの改善 天地返し作業
今が秋ならこのまま天日干しにして春まで日光と風にさらしたいところですが、農繁期が迫っているので埋め戻して整地へ進みます。

ひどい泥濘の枕地を中心に田んぼの改善 天地返し作業
田んぼで重要なことは全体が平らな事。高低差も修正しながらまっ平らな田んぼへと整地を行います。

ひどい泥濘の枕地を中心に田んぼの改善 天地返し作業
整地のあとトラクターを入れて耕起すれば完成です。これでぬかるむ事のない田んぼへ変貌しました。地中の微生物も活性化しますので稲の成長も良くなり秋には豊作間違いなしです。