今回はわけ有り井戸の再生工事です。以前にはこちらの場所にかなり古い家屋があったのですが、その古屋の解体工事を請け負った業者さんが無断で井戸のなかに建築廃材を投げ入れて半埋めの状態で放置されたとのご相談をお受けしました。私共ではその因果関係はわかるはずもございませんが、お客様によるとこの件以降、家族の体調が悪く、また不幸な出来事が続いているとのことでした。そこで当社としては古井戸の井戸がわごと取出して、掘削し直すとともに、もちろん投げ入れられた大量の廃材を残土とともにすべて撤去。そして新しく井戸管を立てて、周辺を粗めの砕石で埋め戻すとともに、せっかく存在する井戸だから、安全な状態で利用してゆく方法を提案し、今回の工事に至りました。工事の当日はお客様の方でお祓い、お清めを終えられた後に重機で井戸を掘削しましたが、想像以上の廃材の量にびっくりしました。瓦やコンクリート片、材木に藁まじりの土などが次から次へと出てきて、ひどい業者もあるものだと驚きました。掘削が終わり、井戸管を立てた後に埋め戻しも完了したのでさっそく井戸水を出してみたら最初こそ濁り水だったものの、すぐに美しい水に変化し、安全で使い勝手の良い井戸に生まれ変わりました。
このような状態で放置されている大変危険な古井戸。
井戸枠、ゴミ、残土すべてを取出しました。
新しい井戸管を立てて、周辺を砕石で埋め戻しました。末永くご利用いただける井戸でありますこと、お客様ご家族さまのご健康を願っております。
〈YouTube動画〉
危険なうえに不浄な古井戸を再生