お家の天敵『シロアリ』大事なお家を長持ちさせるためには、こまめなチェックやお手入れをすることが必要かと思います。今回は、シロアリから大事なお家を守るための薬剤散布・注入の作業と、ボロボロに朽ち果ててしまった部分の補修の様子をお届け致します。
シロアリの予防
現状確認

こちらのお家は、以前に薬剤を注入されたそうですが、その業者が廃業されたとの事でかなり間が開いてしまったそうです。

木自体もかなり劣化しているのですが、問題は中の状態です。シロアリの被害を確認していきます。

木を剥がして確認すると、シロアリに食われてご覧の通りボロボロの状態でした。これから予防と補修をしていきます。
予防と補修の準備

作業車両から沢山の道具を降ろして準備します。散布の道具や大工道具等、沢山の道具がありますので迅速に準備をすすめます。

道具を降ろした後、作業車両を駐車場に移動して準備を整えます。

今回は大工仕事もありますので、木屑を回収し易いようにブルーシートを敷いて・・・

その上に補修用の木材を切る準備をします。これで木材を切った時に出る木屑も綺麗に回収する事が出来ますね。
被害箇所の補修

被害箇所の木を除去していきます。新しく木を入れますので、除去した後に寸法を測ります。

除去下箇所の寸法を測ったら、新しく木材を切ってパーツを準備します。

微妙な誤差等がありますので、ある程度に切って、何度も合わせながら微調整して仕上げていきます。大工の技術とプライドが一番見える工程ですね。

パーツが出来たら薬剤を散布してはめ込んでビス止めしていきます。

新しい木材に穴を開けて薬剤を注入し木栓をしました。新しい木材は目立ちますよね。部分補修はこういう問題もあります。
色塗り

補修が出来ましたら、色を塗って既存箇所との違和感を少しでも和らげるようにします。

色を塗りました。乾くともっと違和感が無くなると思います。
薬剤散布

今回散布・注入するのは『アジェンダ』という薬剤になります。水で300倍に希釈して使用、微臭性で揮発性が極めて低いので、長期にわたり効果が持続します。

木に一定間隔で穴を開けて薬剤を注入し、木栓で塞いでいきます。

注入中です。周りに散布した上、更に穴を開けての注入で完璧な予防を施します。

薬剤の散布はまず敷地の内側からしていきます。ぐるりと一周回って木の部分全部に散布、縁の下や勝手口付近、水廻り付近のシロアリが好む箇所全てに散布します。

続いて外周りからも散布します。高い箇所等は、脚立を使って丁寧に散布します。内側と外側からの両方で完璧な散布となりました。
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