
今回のお客様は磯城郡田原本町にある住宅会社様。こちらの物件は近鉄線の真隣りにあり、通常の解体工事には無い手続きが必要になります。事前に鉄道会社さんと細かな協議を行ってからの着工となり、実際の工事の際には安全確保のため線路内には保安員が配置されての工事となります。
シート養生


足場を建てて防音シートを張ります。もちろんこの作業の際にも鉄道保安員の方々は線路内で待機してくれています。
内装解体

足場を立てる作業と並行して内装の断熱材を撤去する工事も行いました。
躯体の取り壊し

バックホー0.25立米で建物を取り壊してゆきます。

線路横という危険な条件の状態で日をまたぐことのないよう、二階部分は即日で撤去してゆきます。

二階部分の撤去を行いながら、風の通り道を作るためにシートをはずしてゆきます。

建物の二階部分が無くなりました。

廃材は完全分別のうえ、ダンプカーでリサイクル施設へ運搬します。

建物の一部分だけを残し、ほぼ撤去されました。
一日の終わりじまい

ホウキでの掃き掃除のあと水を撒いてきれいにします。

工事現場は危険なためお子様等の侵入防止にシートをかけます。
基礎コンクリートの撤去

建物が無くなり、これから建物基礎の撤去作業に移ります。

がれき全てを撤去すると基礎が出てきました。ここの基礎は建物の直下全面を板状の鉄筋コンクリートにした基礎で、通称「べた基礎」といいます。

アイヨンというアタッチメントを油圧ショベルに取付け、このアタッチメントでコンクリートを砕き割りながら、中に入っている鉄筋をカットしてゆきます。


スケルトンバケットというアタッチメントで土砂内の岩石やガレキを選別します。
養生シート、足場の撤去

建物と基礎の撤去が終わったので足場と養生シートを撤去します。線路側は近畿日本鉄道の保安員さんにお立合いいただいての作業になります。
ブロック塀の切り下げ

ブロック塀の高さが120㎝以上は危険ブロック塀とされており、控え壁を設置するか120cm以下にしないと建築確認が通らず次の建物を建てることができません。そのため、こちらの場合はブロック塀を法規制の高さまでカットすることになりました。

カッターで切り込みをいれてチッパーという工具で削ってゆきます。

もちろんこの時も線路側工事の際は近畿日本鉄道の保安員さんにお立合いいただくことが必要となります。

整地と清掃

廃材をすべて搬出したあとは、重機で平らに整地作業を行います。

掃除は毎日のことですが、最終日は特に念入りに掃除を行います。「着工前より美しく!」がモットーです。

お施主様の末永いご健康とご多幸を願っております。また、ご近隣の皆様におかれましてはご協力ありがとうございました。心より御礼を申し上げます。

コメント