ぶどう園、夏場の水不足・暑さ対策として
今回のご依頼者さまは大阪府の山中でシャインマスカットを中心に各種のぶどうを栽培されている農家さまです。近年の猛暑と水不足はぶどう栽培にとっても深刻で、その対策に先々代がつくられた井戸を活用できないかとのご相談でした。山中にある畑には数十年使用していない丸い堀井戸があり、水は溜まっているものの底にはかなりの泥が堆積しているようでした。これらの泥を完全に除去することは不可能ですが、泥を吸い上げることができるトラッシュポンプで掃除したうえに予め採寸して製作した当社オリジナルの井戸蓋に吸い上げホースと二刀流、東邦工業製ガチャポンをセットしました。普段のちょっとした水利用にはガチャポンで、大量の水を汲み上げるときにはエンジンポンプを接続して畑への水やりができる便利なハイブリッド型井戸へと生まれ変わりました。






長年使用されていなかっただけに、この先どれくらいの湧きがあるのかはまだわかりません。おそらく人力でされたであろう先々代がたいへんな労力のすえに作られたものだけに、なんとか活躍して欲しいと願います。
