真冬の夜のミステリー | 気温0.5℃ 丑三つ時の真っ暗な海に転落
ご覧いただきありがとうございます、ホウワの西川健次です。今回はつい先日の出来事で、世の中いつ何が起こるかわからない。しかも事と次第によっては命の危険にもといったお話をさせていただきます。

それはつい先日、平成28年12月11日(日)の午前2時過ぎのできごと・・ホウワコンテナショップの三木店長と豊和運輸の西主任、そして私といつものホウワフィッシングのメンバーで和歌山に釣りに出かけました。深夜12時に会社へ集合し、京奈和道をひた走り和歌山インター近くのいつものマルニシさんで活アジ55匹、オキアミブロック3Kg×2に集魚剤、仕掛けやその他もろもろを買い込みました。狙いはもちろんアオリイカに青物の期待も持ちながら。
真冬の夜のミステリー | 気温0.5℃ 丑三つ時の真っ暗な海に転落
まだまだ釣りシーズンとあって、釣り客であふれるマルニシさんをあとに、つぎは自分たちの食材や飲み物、アルコールを調達すべくいつものエイトマートン 湯浅吉川店さんへ。

釣り場に到着したのは午前2時を少しまわっていたでしょうか、リヤカーにほぼ全員分の釣り具やエサ、荷物を積んでそれを引っ張りヘッドライトを点けた三木店長が先頭を歩く。その約5メートル後を私が歩き、少し離れて西主任が歩きと、3人で防波堤の先端をめざして歩いておりました・・


突然、三木店長がリヤカーごと海に転落!!


5メートル後ろを歩いていた私は目の前で起こっている風景に一瞬パニックになりつつも、慌てて駆け寄りました。確かこのあたりの高さは6メートル以上もあったはず・・!と、
真冬の夜のミステリー | 気温0.5℃ 丑三つ時の真っ暗な海に転落
自分の脳裏に「死」の一文字がよぎったまま、まっくらな海をのぞき込むと、三木君がぷかぷかと浮かんでいるではありませんか!(真ん中にうっすら白く写っているのがリヤカーです)

奇跡の満潮 不幸中の幸いとはまさにこのこと

真冬の夜のミステリー | 気温0.5℃ 丑三つ時の真っ暗な海に転落
暗闇のなかに岩がご覧いただけるでしょうか? 普段からこの辺一帯は岩場で、この岩たちが露出した状態となっているのですが、この日は満潮が午前3時過ぎ。ようするに満潮前で潮が満ちており、奇跡的にも三木君は海水にダイブするかたちで転落したのでした。もしこれがほかの時間帯で岩肌が露出したところへ頭から転落したならば・・考えただけでも背筋がゾッとします。

転落の原因はわからず・・ 本人も

真冬の夜のミステリー | 気温0.5℃ 丑三つ時の真っ暗な海に転落
たまたま私が持っていたアジスカリからロープを取外し、そのロープで途中まで引き上げ、手と手をつなぎ・・ まさにリポビタンDのファイト一発状態で無事救出。
早々に服を脱ぎ、西君の防寒着を着こむ。濡れた服のままでは死にます。

人はこんな時、こんな表情になる

真冬の夜のミステリー | 気温0.5℃ 丑三つ時の真っ暗な海に転落
真冬の夜のミステリー | 気温0.5℃ 丑三つ時の真っ暗な海に転落



いつもよく笑って、朗らかな表情の三木君ですが、さすがにこんな顔つきです。

深夜とはいえそこそこ月明りもある夜、しかも何度も行き馴れた場所でヘッドライトで照らしていたのに何故? 決して幅が狭いわけではなく、国道ほどの広さがある防波堤で何故? 何者かに引き込まれたのか? まわりの者はもちろん、本人も訳が分からず、これぞまさに「真冬の夜のミステリー」。(風もない波静かな夜でした)

一寸先は闇

一寸先は闇なんて昔からよく聞く言葉ですが、まさにその通り。
この日はこのまま帰途につきましたが、近日中には再挑戦。この場所、少しこわい気がしないでもないですが、次回は自分が先頭を歩いていきたいと思います。

人生、世の中何が起こるかわかりません。ビビッていてはなにも出来ませんが、皆さまも日日の行動に気をつけられて下さい。次回こそは良き釣果と3人の笑顔をお届けしたいと思います。


現在本厄真っ只中の三木君、ちゃんと厄除け霊場 松尾寺さんに行きましたか? もしまだなら行った方がいいですよ。