古家付き物件を購入後にご新築 | 奈良県橿原市で解体工事

今回解体するのは、約50坪の木造2階の建物です。建物をよく見ると一部増築されたようで、基礎の構造が違う箇所もありました。外構は植栽少量、駐車場土間、ブロック塀といったところです。建物の屋根が大きく下屋もあり、瓦下ろし作業が大変そうです（^^;）

解体初日、まずは工具や燃料等を建物の中に運び入れてゆきます。

続いて内装解体作業です。壁材をめくり、壁の中にある断熱材を撤去してゆきます。稀に壁だけではなく、天井裏まで断熱材が入っている家があるので、念のため天井裏も確認します。そうして取り出した断熱材はフレコンバックという袋（写真中央）に入れて搬出してゆきます。

瓦下ろしをする前に足場養生は必須となります。瓦は手作業で1枚1枚捲るのですが、瓦と屋根の間には土があり、どうしても多少の土埃が出ます。近隣に土埃が飛散するのを足場養生が防いでくれます。

それでは屋根瓦の撤去作業です。冒頭でも触れたように、こちらの建物は増築後、屋根を統合して1つの大きな屋根にされていました。さらには下屋もあり、瓦下ろし作業に丸一日かかりました。

瓦は全て捲り終えると4～5枚をバケツリレー式に運び、重機のバケットに入れてダンプに積込みしてゆきます。現場によってはダンプに直接投げ入れる場合や、屋根に穴を空けて建物の中に落とす場合もあります。その際は下に人がいないか確認したり、通行人等への注意も必要です。

内装解体、瓦下ろしが終わったので、躯体の解体作業です。最初は駐車場側から開口部を広げて、重機を進入出来るようにしてゆきます。開口部はお隣や道路から近いため、しっかり散水して最大限、粉塵の飛散を防止します。

どんどん建物を解体しながら建設リサイクル法を順守し、廃材は分別を行いながら搬出してゆきます。

油圧ショベルを使っての解体工事はいつもビックリするぐらい早く進んでゆきます。機械のチカラはすごいですね！

建物解体の廃材搬出が終わりましたので次は基礎の撤去作業です。重機をもう一台増やして基礎撤去用、廃材搬出用の二台で一気に工事を進めてゆきます！

いつもなら建物が無くなったタイミングで足場養生も解体して囲いを無くすのですが、今回は重機二台の作業での騒音、前面道路が通学路ということもあり足場養生を基礎撤去完了まで残しました。現場の状況や環境、熟練の職人さんの判断によって工事の仕方も様々です。

建物基礎を撤去したら続けて外構の撤去を行います。少量の植栽と周りのブロック塀を撤去するだけなので、重機二台でやればあっという間に作業完了です。

整地作業です。細かい根やコンクリートガラは手作業で除去をして、重機で土を均等に均してキャタピラで踏み固めます。最後に前面道路や近隣の塀などを綺麗に掃除して工事完了です。2022年の最初の工事でしたが何も問題なくスムーズに工事を終えることが出来ました！