今回は奈良県大和高田市で野菜畑を営まれているかたです。いままでの水やりはペットボトルに水を入れ、それを自動車に積んで畑へ運んでおられたそうなのですが、今年の猛暑にとても追いつかない状態となり、現地で水くみができるよう畑に手軽な井戸をつくって欲しいというご依頼でした。そこで規模も大きくはない畑だったので矢太郎Proに手押しポンプの手軽な井戸を施工しました。
矢太郎Proに手押しポンプ ガチャポンで菜園に最適な井戸づくり





普段のお客様宅における井戸づくりは工事に必要な100ボルト電源と水道水は施主様宅の設備をお借りするのですが、ここは電気も水道も無い畑地につき、発電機と300リットル水タンクを積んで施工にお伺いしました。お客様ご希望の場所に打ち込み開始から3メートルで早くも水脈に到達し、エアーリフトで揚水するも水量が少なく、ここからは慎重に・・慎重に30センチずつ打ち込んでは水量チェックを繰り返すなか徐々に水量が増してきました。その後、4.2メートル時点でグッと水量が増したので、この深さがベストと判断し打ち止めとしました。お客様にポンプの方向をご指示いただきガチャポンをセット。地面からガチャポン下端までの間隔は50センチが最適なのですが、小柄な女性なので少し低めの42センチで高さセットを行い終了といたしました。こちらの井戸は開始から約2時間で完成となりました。
こちらの農園は周辺にも他の方が営まれており、皆さん水が必要だと思いますのでより多くの方にどんどん使っていただくのが井戸の成長に繋がります。微力ながら当社の井戸施工がお役にたてたみたいで、とても嬉しく現場をあとにいたしました。